さて、決勝。
スタートから数周は見てるこっちが心配になるほどのハイペース。
一気に後続とのギャップは10秒以上になった。
雨の心配をずっとしていたけど、もう降っちゃっても平気じゃね?ってほど調子よさそう。
あー、こりゃテレビに全然映らんパターンだ。
ピットワークも完璧。ピットマンズ速かった!!
その後、ちょっと雨がパラついたタイミングで18号車のコグタンが猛烈な勢いで迫ってくる。
残り20周あまりで差は7秒台まで縮まった。
やべえ。こりゃやべえ。
と、思った矢先、
本山さんがいきなりのペースアップ!!
22秒台とかだったラップタイムは
20秒、19秒、18秒台まであがった。
すげー。マジすげー。モッティーちょーカッケー
いわゆるモッティ△ってヤツです。
残り10周あたりでタイム差は10秒前後で推移。
こりゃイケる~~~。
・・・・・・・・・・!
その後の顛末はご存知の通り。
最終コーナーで止まってしまった23号車がモニターに映し出された瞬間、
ピット内の時間も止まった。
本山さんは冷静だったと思う。
車内からなんとか復帰させて走行を再開した。
その後の17号車の逆転劇も3号車の表彰台もまったく頭に入らなかった。
スタッフのみんなはトラブルの原因をあれこれ考えて相談してた。
いつもならサクサク始まる撤収作業も今回は出足が鈍い。
ほどなくして車両がピットに帰ってきた。
皆の視線は一点に集中した。
ボンネット後方にあるキルスイッチ。
なんか当たった痕がある。
その後、車載映像がキルスイッチ周辺に何かが当たった瞬間を捉えているとの一報が入る。
「そんな事が・・・・?」
「こんな事で・・・」
天文学的な確率の出来事が起きた。
でも、個人的にはなぜかちょっとほっとした。気がする。
開幕から頻発していたいろいろなトラブルの再発よりは踏ん切りがつく。気がする。
速さと強さは証明することが出来た。
チームはすぐにテストがあるし、その後のレースもまだ続く。
ニスモチームの端くれとして
一人のファンとして
最後までチームの奮闘を見届けようと思った。
あー チクショー!
0 件のコメント:
コメントを投稿